清水次郎長の生家修復終了

 往時の姿を復元

 江戸幕末から明治に「海道一の大親分」と呼ばれた俠客で、講談や浪曲作品の題材としても人気を博した清水次郎長(1820~93年)の静岡市清水区にある清家が約半年間の修復工事を終え8日、落成式が行われた。

 生家は木造2階建ての町屋造りで、次郎長が生まれた際、産湯に使ったとされる井戸が残る。

 民間団体が実施した「あなたの残したい建物コンテスト」で大賞となり、企業などから寄付が集まったため修復工事が実現、往時の姿を復元した。