『熊本市動植物園』一部で営業再開

地震被害で10か月ぶり

 昨年4月の熊本地震で大きな被害を受け、休園が続いていた熊本市動植物園が2月25日午前、約10か月ぶりに一部再開した。

 園内では液状化や地盤沈下の復旧工事が続いており、被害が比較的小さかった約4割のエリアを使い、約4分の1の種類の動物のみ公開。当面は入場無料とし、土日祝日の限定的な開園となる。

 園の西側に設けられた臨時門では午前9時の開園と同時に、列を作っていた家族連れが遠足で園内に。再開エリアでマサイキリンやアフリカゾウなど30種類の動物を見学した。

日本経済新聞夕刊 2月25日(土)社会面より