『姿だけでも出てきて』願い届く

熊本地震

不明大学生捜索4ヵ月 家族 友人ら安堵

・「本当にほっとした」ー。熊本県南阿蘇村の大和 晃(ひかる)さん(22)の捜索現場で遺体が収容された8月11日、帰りを待ちわびる家族とともに、およそ4ヵ月にわたって早期発見を望み、捜索活動に加わるなどしてきた友人や知人たちにも安堵の声が広がった。

・家族の友人の一人は、県が地上捜索を打ち切った後も家族らは、独自で晃さんを探し続けた。「行政がもっと早く動いていたら、家族たちは4ヵ月間も不安な日々を過ごさずに済んだかもしれない」と家族をいたわった。 晃さんの大学の友人の一人は、「姿だけでも出てきてほしいと願っていた。(遺体収容)本当に良かった」と声を振り絞った。